» 合理的配慮のブログ記事

総務省の、「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業をご存知でしょうか。

総務省HP:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/jakunensou.html

 

2020年から実施予定の小学校でのプログラミング教育開始をうけ、不足が予測されるIT技術者の育成、プログラムの実証をおこなっている事業です。

こちらに今回採択された、株式会社ミスターフュージョン様と、香川県難聴児(者)親の会様が難聴児に対して行われるプログラミングの授業に、ロジャーのマイクと受信機をご活用いただくことになりました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000025155.html

今回の実証において、難聴児の習得難易度をさげるために下記の3点を行われるとのことです。

1)UDトーク、こえとらというアプリを利用し、会話・指導内容を文字、可視化。

2)学校現場で使用されている補聴支援機器(ロジャー)の利用で補聴器や人工内耳への情報保障。

3)プログラミングをビジュアルプログラミングにする。

このような場で、ロジャーをご活用いただけることに感謝申し上げますと共に、情報の補償という観点がより一般的になるよう、お手伝いが出来ることを有難く思います。

このような取り組みが全国に広がるとうれしいですね。

8月に全日本空輸株式会社(ANA)様(以下ANA)にロジャー タッチスクリーンマイクを2点とロジャー マイリンク2点を導入して頂き、今回導入を先導された採用担当のお二人からお話しを伺う機会を頂きました。

今年4月入社の新入社員に聴覚障がいをお持ちの方がおられ、研修でトレーナーの方の声が聴き取りづらいことがあり、それをきっかけに導入に至られたそうです。

また今年の新卒向け合同会社説明会において参加者の学生から補聴援助システムを付けて欲しいという問い合わせがあったこともあり、今後会社説明会等での活用も検討されているということでした。

さらに今回はロジャー以外にも他社メーカー様の、インターホンの音を光と振動で知らせる屋内振動装置も導入されるということで、

障がいを持つ社員の方に対して何とか良い職場環境をつくりたいというANAならびに採用担当の方々の真摯な思いを感じました。

今回の導入には昨年施行された障害者差別解消法による『合理的配慮』という概念も後押しとなったということです。

最近フォナックにもこの合理的配慮に基づくサポートとして各企業様からお問い合わせを頂くことが多くなりました。ロジャーの導入を「平等と公平」の上での、障がいを持たれる方への「合理的配慮」の機会にしていただき、ご本人と周囲の方の双方に納得してお使い頂けるよう、これからも微力ながら きこえのバリアをなくすお手伝いをしてまいります。

 

ロジャー タッチスクリーンマイク

 

ロジャー マイリンク

9月1日が「言語聴覚の日」、その前後1週間が「言語聴覚週間」ということをご存知でしょうか。

日本言語聴覚士協会が制定したこの日に合わせ、毎年恒例で行われ、今年10回を迎えられる、「おかやま言語まつり」に今年も参加させていただきました。


 

 

 

 

 

 

当日は岡山県の6つの言語聴覚障害に関わる団体の方々が参加されており、中でも川崎医療福祉大学の言語聴覚士の養成過程で学ばれている学生の方々に、ロジャーの聞こえやロジャーとUDトークの使い方などを多く体験していただきました。

実際にお使いいただき、音声の情報のみがくっきり聞こえる機能にみなさん驚いていただきました。

卒業なさって現場に出られるころには今よりもさらに障害者差別解消法が浸透し、聞こえに困られている一人でも多くの方に今回のご試聴体験を活用いただき、少しでもプラスに使っていただけたら嬉しいなと思う出会いの場となりました。

東京大学先端科学技術研究センターが主催で2006年より開催されているDO-IT Japan 2017 夏季プログラムにて、本年もフォナックのロジャーの機材をお使いいただきました。

このプログラムは障害のある学生の進学と就労への移行支援を通じたリーダー養成プロジェクトとして、公募された何らかの障害をもつ学生がテクノロジーの活用で保障・授業/社会参加に広げるために実施されています。

今年のテーマは『障害のある若者の新しい働き方』でした。


 

 

 

 

 

フォナックのロジャー製品は、ロジャー タッチスクリーンマイク・パスアラウンドマイク・デジマスター・フォーカス を会場で活用いただきました。

一部のセミナーに参加させていただいた際に初めてロジャーを使ったという学生から「話し手の声がとても良く聞こえて、こんな便利な機械があることが知れてよかった。自分がこれからいろいろな場面で自分に必要な道具・支援を積極的に探すきっかけになった。」とのお話をしてくれました。

また、あるセミナーの中で「合理的配慮」と障害を持つ学生について、『合理的配慮』はもともと“Reasonable Accommodation”という多文化・異文化理解の文脈から始まったもの。だからこそ、「対話と提案の出来る障害を持つ若者」が今後、多様性を包括しなくてはならない社会変革のエンジンになってほしい。」という話題があがりました。

私たちフォナックが日々目指している、聞こえのバリアを感じない世界の実現にも、対話と提案の出来る聴覚障害を持つ人の存在がとても重要だと考えています。

ひとつずつ、少しずつですが、引き続き、製品やイベントなどいろいろな形でバリアを感じない世界の実現を目指して行きたいと思わせていただいたプログラムでした。

先週の週末に2つのイベントがありましたのでご報告いたします。

[1つ目]7月29日(土)

北里大学病院耳鼻咽喉科頭部頭頚外科主催 第2回補聴援助システムについて学ぶ会の開催

2017年1月に実施した際に、参加いただいた保護者の方から、実際に補聴援助システムを使った場合にご自身のお子様にどうやって音が聞こえているのかの体験がとても良かったという評価を頂戴し、第二回目の開催となりました。

当日は、集団補聴援助システムとは何か、学校の教室内での課題と解決策、最新の補聴援助システムの試聴体験 という流れで参加者の方に体験していただく時間を長めにとることでたくさんの実生活・実際の現場での問題等を絡めたご質問を頂戴することが出来ました。

またお父様お母様が参加されている中、一緒に来場いただいたお子様には別途のスペースで楽しく遊んですごして頂くことができました。


 

 

 

 

ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様に心より御礼を申し上げます。

 

[2つ目]7月30日(日)

田中美郷教育研究所主催 第9回聴覚障碍児早期療育支援のための人材養成研修会特別講演での参加

都立産業技術大学院大学の会場にて、全国の特別支援学校並びに関係諸機関の職員の方々向けに田中美郷先生の研究所主催で開催されていらっしゃる研修会の2日目に、特別講演として参加させて頂きました。

当日はスイス本社から、教育&トレーニング担当オーディオロジストである、グローバルオージオロジー部のマイケル バロシェックを講師としてAPD(Auditory Processing disorder=聴覚情報処理障碍)等について「ロジャー」の受信機の1つ、「ロジャー フォーカス」というAPD等のお子様に有効な受信機のエビデンスの紹介と試聴を実施しました。

当日は試聴していただいた皆様から聞こえ方に驚きの声を頂くと共に、マイケルが発表した海外のエビデンスと同種の日本国内のエビデンスを期待頂きました。

ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

また新たに情報が公開できる段階になりましたら、ブログ・HPでお知らせして参りたいと思います。

 

以上2件のイベント参加報告でした。

これからも実際に試聴体験や現場でお困りのことを直接お話し頂けるような機会を増やしていければと思っております。全国の特別支援学校並びに関係諸機関の職員の方々で、同様の勉強会や試聴体験をご希望の場合は下記連絡先までお問い合わせください。

フォナック セミナー事務局宛:Lifeison.jp@phonak.com

twitter

swiss_phonakをフォローしましょう@swiss_phonak


アーカイブ